MirO's Life

~海外で若年性乳がん闘病記~  海外在住18年目。 33歳で乳がんを発症しました。 現在治療中です。

看護コンソルタント

主治医に会った2日後、看護コンソルタントの方から電話があり乳がんのことについて話しました。
術式のことも話しましたが、看護コンソルタントの方曰く温存の場合は普通再建手術のようなものはなく全摘をすれば再建(シリコンを入れるなど)できて乳首や乳輪も

タトゥーで色を付けてくれるということでした。
全摘の場合は放射線治療がない場合が多いけど(転移がない場合)、温存の場合は放射線治療を視野に入れていて、外科医は放射線治療後に手術をするのは好まないとも

言われてパニックになりました。
理由は放射線治療の後皮膚が縮む為手術をするのが難しいとのことでした。
それを聞いてどうしたらいいか分からなくなってしまいました。

放射線治療は5~6週間で週5日間の治療です。 

放射する角度は毎回微妙に変えると言われましたが心臓や食道に負担がかかる場合も

あると言われました。

抗がん剤治療の話も出て、年齢から考えて抗がん剤治療を薦められる確率が高いと

言われました。
抗がん剤を使う場合は放射線治療の前で3週間に1回のサイクル、合計3回から8回やると言われました。
ちなみに殆どのケースでは6回が普通らしいです。
毎回抗がん剤をやる1日前に血液検査をして、体の臓器に異常がないことを

確認してから抗がん剤を点滴で投与すると言われました。
その時の私は抗がん剤治療をやらない考えでいたのです。

本当にやりたくないという気持ちでいっぱいでした。
やりたくない理由は腰まである髪の毛が抜け落ちるのに耐えれないと思ったこと、

それから私は知り合い2人をガンで亡くしています。2011年から2012年の事でした。
1人は50歳で肺がん、もう一人は17歳で骨のガンでした。 

二人とも抗がん剤治療を始めた後亡くなりました。
ネットで抗がん剤のことを調べてもいいことが全然書いてありません。

本当に不安でいっぱいでした。
長く生きる為抗がん剤を使うというのは分かっているのですが、あまり考えたく

ありませんでした。
その時、看護コンソルタントの方が自分にも私と同じぐらいの娘がいると言い出し、自分の子供には長く生きてほしいから抗がん剤をやるように勧めると言いました。

看護コンソルタントの方に若い人に乳がんは多いのかと訪ねたところ、2015年10月から20代から40代の患者さんの数が増え始め、この人だけでも20代から40代の患者さんを

50人を受け持っているということでした。
ちなみに一番若いケースは22歳らしいです。

やはり食べ物の影響なのか何なのか・・・。

2週間の間に沢山のことを決めなくてはいけなくて、混乱と不安の毎日でした。