MirO's Life

~海外で若年性乳がん闘病記~  海外在住18年目。 33歳で乳がんを発症しました。 現在治療中です。

ガンセンターでの治療終了

2017年2月上旬、ガンセンターから手紙がきて、治療ファイルが内科の先生に移されるという連絡が来ました。

こちらの医療はまず内科の先生が診察し、それから専門の先生を紹介されるというシステムで、私も2016年1月にしこりを見つけた時、内科の先生に診察してもらい、検査結果が陽性であった時点で外科の先生とガンセンターの方に紹介状を送ってもらいました。

放射線治療が2016年11月に終わり、タモキシフェンを服用しているので内科の先生に診療方針を移しても大丈夫だという判断なようです。

手紙には次の事が書かれていました。

  • マンモグラフィーを年1回やること。マンモグラフィー以外の検査は不要。
  • 内科の先生に身体検査をしてもらうこと。最初の2年は年に2回、その後は年に1回。
  • セルフチェックを月1回する。
  • 新しいしこり(はだ、胸)や他の症状が出た場合は直ちに内科の先生に知らせる。
  • エストロゲンが入っている薬は服用しない。
  • タモキシフェンの処方はガンゼンターで無料で提供される。
  • タモキシフェンの副作用:主な副作用はホットフラッシュ。稀に子宮がん、血栓、肺塞栓症。
  • 骨密度検査をやること。
  • リンパ腫の疑いがある場合は内科の先生に連絡する。
  • 更年期障害 ‐ ホルモン療法で更年期障害の症状が出たり、抗がん剤のせいで若年性更年期になることがある。ホットフラッシュが酷い場合はホルモンの入っていない薬で対応できる。他の症状(織物)は産婦人科の先生をを紹介してもらい対応する。
  • 55歳以下で治療後生理が止まっていても更年期というわけではない。
  • ホルモン治療中は妊娠してはいけない。
  • 抗がん剤治療後は妊娠しづらくなることもあるが、妊娠しづらい場合又は妊娠希望の場合は産婦人科と相談する。
  • ライフスタイルの推奨事項: 
  • 適正体重をキープする。
  • 1日30分の運動または最低2.5時間/週の運動をする。
  • 糖分や塩分の多い食べ物、赤肉や加工食品を控える。
  • フルーツ、野菜、穀物、豆の摂取を増やす。
  • ビタミンDの摂取を1日1000-2000IUにする。
  • カルシウムの摂取を1日1000-1200mgにする。(できるだけ食べ物から摂取する)。
  • 骨粗鬆症を予防するためビタミンDwo摂取する。
  • 骨密度が低い場合は、内科の先生に骨粗鬆症の薬を処方したもらう。
  • 飲酒は1日1杯、または週3杯までにする。
  • 外出の際は日焼け止めをつけたりサングラスをする。
  • ガンセンターの患者登録は持続するので、今後何かあれば内科の先生がガンセンターに連絡する。

ガン発覚から1年、やっといろいろと区切りがついた気持ちです。   

腫瘍医 ‐ 問診 ‐ 生理と男の先生

2016年11月、腫瘍医の先生にタモキシフェンを服用について話し合うために会いました。

問診の時に気分を害された感じになったので、書きたいと思います。

私は元々違う腫瘍医の先生のお世話になっていたのですが、抗がん剤治療2回目から違う先生に移されました。

理由はその女の先生はもっと重病の方を見るからと言われました。

新しい先生は韓国人の男の先生で、白衣を着ないとてもラフな感じの方です。

いろいろ調べてみるとこの先生に対しては賛否両論がありますが、否の方がが多い感じでした。

看護婦さんの間でもこの先生についてはあまりいい事を聞けず、移動になった時点で嫌な予感はしていました。

友達にもこのことは話していて、何とか前の先生に戻れるようにと思っていたのですが、移動になった時点でまぁしょうがないとあきらめていたのと、重病患者の枠に入らなかったということであまり深く考えてはいませんでした。

11月に会ったとき、問診は40分だったのですが最初の35分間はこの先生が通っているジムの話や運動の集まりの話などをされて、しまいにはFacebookで自分や子供を写真からみつけるということまでやりだしました。

ジムの話しはパーソナルトレーナーと運動するというもので、いかにも医者に月謝の何パーセントかが入るような感じの話で、聞いていて嫌になりました。

私は運動を日常的にやっており、運動不足というわけではありません。

しかも髪の毛がまだ短いため、ジムに行く気にはなれず、お家で運動をしています。

元々家でも運動できるのにジムに行くのかという感じだったので、このパーソナルトレーナーとの運動の事を聞かされた時もあまり乗り気ではありませんでした。

結局次の週の火曜日にジムに行くように言われ、1回行けばいいかと思い了承しました。

いくつか質問のあった私は紙に質問を書いて持っていたのですが、先生が運動の話を終えるとオフィスのドアを開け”もう話が終わったから出て行って”みたいなジェスチャーをされ、最後の5分で質問の書いてあった紙を先生に渡し、質問に答えてもらいました。

質問の中に生理の事があり、私は今もですが生理が戻ってこなくてどうしたらいいか分からなくなっていました。

先生は”戻ってきてほしいの?”と聞いたので、私は”戻ってきてほしい”というと”パートナーはいるの?”と聞かれました。

私は”いない”と答えると”パートナーがいないんじゃ戻ってこようがこまいが関係ないんじゃない。”と言われ傷ついたのを覚えています。

今の世の中、パートナーがいなくても子供を作る人はいますし、子供以前に私は女として生理が戻ってきてほしいという気持ちが強いのです。

この時私は男性の先生には限界があることに気づき、この後前の先生に戻れるようにこの先生に話しました。

先生は私が運動をしたくないから先生を変わってほしいと思っているみたいでしたが、女じゃないと分からないことがあるのは確かです。