MirO's Life

~海外で若年性乳がん闘病記~  海外在住18年目。 33歳で乳がんを発症しました。 現在治療中です。

理学療法の講習

ガンゼンターには色々な講習がガン患者のために開かれています。
私の行った講習は乳がん患者用の講習で、放射線治療開始1,2週間内に受ける講習です。
いつもながら講習に来ている方は私よりも年配の方々です。

講習では乳がん治療中に起こりうる事や注意点、リカバリー、ストレッチ、運動の重要性、手術、放射線治療後の腕への影響などの事を説明してくれました。

放射線治療中、後、肩と胸の筋肉が硬くなり動きが悪くなるためストレッチをすることを薦められました。
このストレッチは治療中と治療後毎日最低6ヶ月間やらなくてはなりません。
ストレッチは6つです。

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もらったパンフレットにはがん・治療による疲れのことも書いてあり、疲れは休んでも取れない、休むと症状が悪化すると書かれていました。
疲れには運動するのが最適らしいです。
1日30分の運動を進めていました。

腋窩網(えきかもう)症候群(Axillary Web Syndrome)の事も書いてあり、私は手術後にこの症状があり、腕を斜め下に伸ばす(落ちている物を拾うなどするとき)とピンっと引っ張られる感じが偶にありました。
ストレッチをすれば治るみたいですね。

放射線治療範囲が肩に近い場合、肩の関節に影響が出ることもあるみたいです。
放射線治療後半に症状が出てくることが多いらしいですが治療後6~12ヶ月で発症する場合もあるみたいです。

リンパ浮腫ことも書かれていて手術後、治療後いつでも起こりうると書いてありました。
飛行機もリンパ浮腫に影響するらしく4時間以上飛行機に乗ることの説明がありました。
最近のリサーチでは飛行機はあまり関係ないという結果も出てきているらしいですね。
もし4時間以上飛行機に乗る場合は弾性スリーブの着用を薦められました。

 

講習には20人ほどの人が来ていて、中には私と同じく抗がん剤治療中に入院した方がいました。
その方もニュラスタを使っていたらしいのですが”ほんとに痛くて死んだ方がマシだと思った”と言っていてびっくりしました。
私も骨の痛みはありましたが死んだほうがマシと思うくらい痛くはなかったからです。
骨の痛みの話になりある方はモルヒネを投与されていたらしいのですがあまり効かなかったと言っていました。
他の方も抗がん剤治療中に足の爪3個取れた、手の爪が4個剝がれたなどの話をされていて、1つも剝がれなかった私は”マシな方だったのか”と思いました。
他にも着替えるだけで疲れる疲れてシャワーを浴びる気がしないなどの会話がありビックリしました。