MirO's Life

~海外で若年性乳がん闘病記~  海外在住18年目。 33歳で乳がんを発症しました。 現在治療中です。

IVADの摘出

抗がん剤治療が終わりIVADが必要なくなったので放射線治療が始まる前に摘出しました。
ボランティアの方が迎えに来てくれてガンセンターに行きました。

手術の前に看護婦さんが説明をしてくれて、今回は胸の元々切ったところを切るだけで首のところは切らなくてもいいと言われました。
”チューブが入っているんでしょ?切らなくても出せるの?”と聞くと”IVADを胸の所から引っ張るとチューブが出てくるんだよ。血管は自然に治るよ”と言われました。

手術室に呼ばれ、Iodineで消毒を4回して先生が来るのを待ちました。
先生が来て”IVAD入れた時より痩せた?”と聞かれました。
私は”あんまり変わってないと思うけど。でも胸にスペースが全然ないからね。”と言いました。
部分麻酔をされ、先生が切り始めた時まだ痛みがあり看護婦さんが麻酔を増やすように先生に言ってくれました。
前にも書きましたが、元々麻酔の効きが悪いのです。
取り出すのに時間がかかっていました。
IVADって長く体内にあると骨とかにへばりつくものなんですかねぇ?
看護婦さんからは”取り出すのにかかるのは10分ぐらいだから”と言われていたのですが、もっと長かったように感じます。
先生がステープルで皮膚を止めている時にも痛みがあり、麻酔が切れかかっていたみたいでした。
先生が”全部終わったよ。でも元々切った場所は切れなかったからちょっと下を切ったけど。傷が目立たなくなればいいんだけどね。”と言いました。
痩せたかどうか聞かれたのはこのせいだったのかと思いました。

手術の後、オレンジジュースをもらい、ポーターの方を待ってからリカバリー室に行きました。
看護婦さんに痛み止めとクッキーをもらいました。
看護婦さんと話をしていた時に”乳がんはもうお年寄りの病気じゃないのよ。若い人が発症してるのが年々増えてきてるし。スクリーニングの年齢を下げればいいのに”と言っていました。
こちらではマンモグラフィーを始める年齢は50前後と指定されています。
ステープルは8日から10日後に取れると言われて、絆創膏と生理食塩水を消毒液としてもらいました。

 

友達が迎えに来てくれて、帰って映画を見ました。

 

次の週、ガンセンターに行きステープルを取ってもらいました。
抗がん剤の後だから治りが遅いかもを言われましたが、問題なくちゃんと皮膚がくっついていました。
これで本当に抗がん剤治療が終わりました。