MirO's Life

~海外で若年性乳がん闘病記~  海外在住18年目。 33歳で乳がんを発症しました。 現在治療中です。

抗がん剤治療を終えて ‐ まとめ

2016年8月、6回の抗がん剤治療が終わりました。
1回目の抗がん剤治療が始まったのが4月下旬。約4か月の治療でした。

1回目の抗がん剤でIVADを薦められ、血球が下がりガンセンターに4日間入院。

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 2回目の抗がん剤は1週間遅らせて、IVADを入れた次の日でした。

 

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3回目の抗がん剤からアレルギー反応が出始めました。
FEC全ての薬にアレルギー反応が出ました。

 

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私が経験したFECの時の主な副作用は:
  ・脱毛(髪の毛) ‐ 対処法なし。腕、足、眉、睫毛は抜けませんでした。
  ・吐き気、嘔吐 ‐ 薬で対処。ちなみに嘔吐はFECの時は1回目の初日だけで            した。
  ・便秘 ‐ 薬で対処。
  ・白血球減少 - 入院後ニュラスタを薦められる。
  ・口内炎、歯肉炎、食道炎 - 血が出るため歯を優しく磨く。処方されたマウス                 ウォッシュを使う。
  ・肌が黒くなる。
  ・食欲不振 - 最初の週はあまり食べれないが3週目には体重が戻る。
  ・浮腫み(手足、顔) ‐ 投与後3日間は顔がパンパンでしたが、これは投与さ               れた液体の量とアレルギー反応だった可能性がある。
  ・バランスが悪くなる。
  ・吹き出物、ニキビ ‐ 鼻、鼻の周りに小さいニキビのような吹き出物できた。             ステロイドのせいかもしれない。

私が経験したニュラスタ(Nulasta)の主な副作用は:
  ・骨の痛み、関節痛 ‐ 頭蓋骨、首の後ろ、あばら、肩、膝、腰に痛みがあった。             投与3,4日後が一番痛かった。

私が経験したFECの時のアレルギー症状は:
  ・肌が赤くなる。 (顔から胸にかけて)
  ・赤くなって汗をかく。
  ・鼻の奥がムズムズしたり、詰まるような感覚が投与してる時に起こる。

 

ドセタキセルに薬が変わってからもアレルギー反応は出ていて、6回目は予定していた量の投与は出来ませんでした。

 

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私が経験したドセタキセルの時の主な副作用は:
  ・脱毛(腕、足、眉、睫毛) - 髪の毛は抜けませんでした。むしろ生えてきた。
  ・浮腫み(手足、顔) - 手足の浮腫みは治療回数を重ねるごとに酷くなった。
   一時期ふくらはぎの浮腫みでしゃがむことができなくなった。
   顔の浮腫みはFECと同様、投与された液体の量とアレルギー反応だった可能性   がある。
  ・骨の痛み ‐ 関節痛、腰の痛み。
  ・末端神経の痺れ - 手先の痺れと舌のしびれがあった。
  ・味覚障害 - 食べている物の味がしなかったり、酸っぱく感じたり、苦く感じ          たりした。

       ・何かが燃えているような匂いがする ‐ 抗がん剤投与後2週間ほどこのような症状があった。
  ・痛み ‐  筋肉痛のような痛みが太もも、おなかにあった。
  ・バランスが悪くなる
  ・疲労、倦怠感 ‐ ドセタキセルに薬が変わってからドッと疲れるようになっ             た。
  ・吐き気、嘔吐 ‐ 薬で対処。
  ・体重増加 - 浮腫みからくるもの。
  ・手のひらが赤くなる。
  ・吹き出物、ニキビ ‐鼻、鼻の周りに小さいニキビのような吹き出物できた。

ドセタキセルは元々アレルギー反応の出やすい抗がん剤らしく、私も医師から投与の1日前からアレルギーの薬を飲むように言われていました。

 

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それでもアレルギー反応が出るわけですから、かなり強い薬なのでしょう。
私が経験したドセタキセルのアレルギーの症状は:
   ・肌が赤くなる。 (顔から胸にかけて)
   ・赤くなって汗をかく。
   ・吐き気、胸やけ。
   ・目の周りが赤くなる。
   ・目玉が焼けるように痛くなる。
   ・喉や胸が苦しくなる。
    ・心臓がバクバクする。

アレルギー反応が出てから、ベナドリルというアレルギーの薬を投与されましたが、これを投与されると歯がガタガタするというか、寒い時に歯がかみ合わなくなるのと同じような感じになりました。他にもステロイドやザンタックなど違う薬もアレルギー症状緩和の為に投与されました。

抗がん剤治療中合計で2回ERに行きました。

 

3回目からいろいろありましたが、抗がん剤治療という1つの山を越えて思ったことは、抗がん剤治療をやる前は不安でいっぱいでしたが、終わってしまえばあっけないものです。
長かったようで短かった気がします。
5回目の問診の時、先生には”抗がん剤は転移がない場合は4回、転移があれば6回。抗がん剤治療は保険みたいなものだから”と言われ、結局私の抗がん剤治療は転移なしと転移ありの中間で幕を閉じることとなりました。
元々0.8mmという微妙な量のセンチネルリンパへの転移であり、もしかしたら体が何か訴えていたのかもしれません。
この後は放射線治療、ホルモン療法となるわけですが、抗がん剤治療よりも楽な治療であってほしいです。

 

抗がん剤治療を経験して願うことは、抗がん剤治療の進歩です。
ここ数十年とがん治療は新薬が出ても治療法の進歩はありません。
悪い細胞だけではなく良い細胞まで破壊してしまう為、毛が抜けたり、体調が悪くなったりするわけです。
がんという病を克服する為に多少のロスも必要だというのも分かりますが、もうちょっと負担が少なく、しかも効き目のある薬や細胞を治してくれる薬が出てくれればいいなぁと思います。