MirO's Life

~海外で若年性乳がん闘病記~  海外在住18年目。 33歳で乳がんを発症しました。 現在治療中です。

放射線腫瘍医と治療方針

2016年7月中旬、放射線腫瘍医の先生との問診がありました。
問診は先生と研修医の2人でした。
最初に研修医と話し、放射線治療の副作用の説明をしました。
副作用で言われたことは:
 ・肺に傷がつくかもしれないけど、肺機能に問題はない。
 ・心臓に支障をきたすかもしれない。
 ・放射線治療の影響で他のがんが発生するかもしれない。
 ・あばら骨が薄くなる。
 ・肌が黒くなる。
 ・疲れやすくなる。

私の計画では治療後に何らかの整形手術を希望していました。
放射線治療をやると皮膚が縮み、手術を受けるのは難しいと聞いていたのと心臓や肺に影響があるかもしれないと言われ、まだ30代の私はこういう副作用がおきた時に、今後30~40年健康に生きていけるのかと思い、放射線治療はちょっと考えていました。
手術をした時に全摘をすれば放射線治療をしなくてもいいかもしれないと言われ、全摘もオプションなのかなぁとこのころ考え始めました。
放射線腫瘍医が来て”あなたの場合、全摘してもしなくても左胸とリンパ節のの放射線放射をお勧めします。これは年齢が若いっていうのもあるし、私は余分な治療をするのがいいと思うから。若いからやれることはやった方がいいと思う。”と言われました。
実はこの放射線腫瘍医、私と同じぐらいの年齢だと思います。
遺伝子研究の方からも連絡を待っているし、その結果によってはまた手術が必要かもしれないし、その場合どういう順序で治療をすればいいか分からないと言うと、”手術を先にして、放射線治療を遅らせるならホルモン療法を始めてから放射線もできると思うし。放射線をやってから手術する場合は6~8か月待たないといけない。外科医の先生に聞いてみるのもいいかもね”と言いました。

この後、薬局に行って薬をもらったのですが、この日はちょうど日本人の方がいて話をしました。
今まであいさつ程度でしたが、処方箋を見ていてがんだって分かって心配していたと言われました。
これまでことを話し、放射線の事も言うと”ガンは1回目の治療が一番大事だからね。1回目でどれだけ叩けるかだよ。2回目からは抗体みたいなのができるから抗がん剤が効かなくなってくるんだよ。放射線治療もやった方がいいよ。私の旦那さんも実はガン経験者だけどね。今は元気だけど。”と言われ、放射線治療をやることを決めました。

数週間後、放射線腫瘍医から電話が来て”あなたの事を会議で話したら半分の人がリンパへの放射線治療を反対したの。センチネルリンパへの転移が0.8mmだし、リンパに転移している可能性は低いと思うし、白黒はっきりしない数値だけど、年齢を考えれば副作用のリスクを考えてもあるかどうか分からないがんを治療してもしょうがないんじゃないか、そんなに治療しなくてもいいんじゃないかっていう人も中にはいたの。全摘をすれば放射線治療をしなくてもいいかもね。”と言いました。
私は”最近知り合いと話して、放射線治療をすることに決めたんだけど。なんか急展開だね。”と言うと”外科医の先生とは話した?”と聞かれ”来週会いに行くの”と言いました。
遺伝子研究のの方からも連絡があって9月に講習会に行くと言うと”治療方針を左右するなら早めに遺伝子を調べてもらえるか聞いてみる”と言いました。

今あるオプションは:

  1. 左胸、胸壁、リンパへの放射

  2. 左胸、胸壁への放射

  3. 全摘をして放射線治療なし


次の週、外科医の先生に会いに行きました。
放射線腫瘍医の先生が手紙を送っていたらしく、”放射線治療をやりたくないんだって?と聞かれました”やりたくないわけじゃないけど、いろいろオプションが出てきてね”と言うと”私なら全部の治療をやるけどね。整形外科の先生とも話したけど、全部の治療をしてからでも整形手術はできるってよ。ちょっと待たないといけないけどね。でもできないことはないし。34歳なんだからできる全部の治療をやった方がいいよ。遺伝子の結果にもよるけどね。もし遺伝子検査が陽性でも今すぐに手術しないといけないわけじゃないし。治療が終わって、予防のために手術をしても遅くはないと思う。陽性で両方全摘しても1回の手術で摘出と再建ができるし、両方やるならおんなじ手術でやった方が見た目も良くなるしね。今やれることをやったほうがいいと思う。”と言いました。
薬剤師の方と話した後から放射線治療をすることは決めていたのですが、いろいろ話を聞いてやったほうがいいんだろうなぁと思いました。