MirO's Life

~海外で若年性乳がん闘病記~  海外在住18年目。 33歳で乳がんを発症しました。 現在治療中です。

産婦人科

4月上旬、産婦人科の先生と会いました。
抗がん剤をやるかもしれないということを話すと4つのオプションがあると言われました。
オプションがこちらです。
  オプション1 - 何もしない。
  オプション2 - 一時的に更年期になる注射を打ち、卵巣の活動を止める。
  オプション3 - 卵子を取り出して凍結。
  オプション4 - クリニカルトライアルで卵巣を切って保存をする。

オプション2だと75%の確率で卵巣が元通りの機能に戻ると言われ、オプション3と4はコストがかかるとのことでした。
ちなみにオプション3は6,000ドル、オプション4は25,000ドルと言われました。
オプション3を選ぶ場合は12個の卵子を取らないといけないため(卵子1つにつき

受精する可能性が7%の為)サプリメントや薬を飲んで2回に分けて卵子を取ると

言われました。
これをやるとどう考えても治療が遅れてしまいます。
オプション4は今はまだトライアル中だけど10年から15年後にこれが主流になっているだろうと言われました。
ちなみにオプション2とオプション3の両方選ぶ人が多いらしいです。

いろいろ先生と話した結果私が選んだのはオプション2です。
私が乳がんになった時から、私のDNAをもって生まれてくる子は乳がんになる
可能性を持っています。
両親には血のつながった孫をという思いが強かったのですが、乳がんになる可能性を
来世に引き継いでもいいのか,子供が同じ経験をするのを見ていられるかと考えたときに
複雑な気持ちでした。

先生は”どっちにしてもガン治療をすれば妊娠は36歳(2年後)まで出来ないし、今の時点でも妊娠するベストな年齢からは離れてるから結局不妊治療が必要になるかもね。

今は技術も発達してるから50歳までは妊娠できるよ。
卵子も精子も買える時代だから子供を授かることは出来ないことじゃない。

他の人の卵子を使っても生まれてきた子供は産んでくれた母親の事を本当の母親だって思うっていう調査結果も出てるしね。でもガンのタイプからいって、もしかしたら

更年期になった方がいいかもね。ホルモンで増えるタイプのガンだから。

自分の命を第一に考えてから来世の事を考えてもいいと思うよ”と言っていました。
Lupron(ルプロン)という注射の処方箋をもらい、先生と握手をして診察室を出ました。